2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

現代ダンスのいろいろ

初期型「まだらなまだらインゲン豆が旅立つよ」 (リンクについてはカワムラアツノリ氏に承諾を得ている) 研究関連の日程と重なって取材に入れなかったのだが、さっそく公演の映像がYoutubeにアップされている。そんな時代である。 画像を用いるDigital Com…

ダンス・パフォーマンス・エデュケーション研究会(仮)

ダンス・パフォーマンス・エデュケーション研究会(仮)という研究会をこの夏に立ち上げた。その1つは自分が専門学校や大学でレクチャーを依頼されるケースが出てきたため、自主的に「教え」(業界用語:レッスン)の場を持とうとおもったためだ。 また、Yo…

大野一雄100歳の日

大野一雄100歳の日 ■ 大野一雄氏を迎えてのパーティー ■ 大野一雄アーカイブ構想プレゼンテーション ■ 「細江英公人間写真集 胡蝶の夢 : 舞踏家・大野一雄」贈呈式 ■ オープンステージ 大野一雄に触発された作品に舞台を開放 2006年10月28日で100歳を迎えた…

光学迷彩

言語学を学んでいたダンサーについて原稿をまとめていてをスティーブ・ライヒがミュージシャンになる前にヴィトゲンシュタインなど言語哲学を学んでいたことを思い出した。 http://www.youtube.com/watch?v=CuJCp9wsaj8 その昔、ジョン・アップルトンとその…

Brain Computer Interface, blog

Brain Computer InterfaceBrain Computer Interfaceというタームがある。進化する「脳−コンピューター直結インターフェース」 http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050118301.htmlもちろんダンス研究者としても私は関心があるわけだが、「脳…

networking

networking http://www.youtube.com/watch?v=LBRPolAI-sw この映像などは私にとってはリアリティがある映像だ。舞踊文化はダンスそのものもあるが、最近では認知科学やロボティクスまで裾野が広がっている。私はエージェントを飛ばしたりはしないのだが、ネ…

大宮

大野一雄誕生100歳記念大野一雄写真展「秘する肉体」 戦後の大野一雄の写真を集めた写真展。これまで見たことがある写真も多かった。大野が歩いている時代の舞台を私は学生時代に2回ほど見たことがある。一回は大学のキャンパスに来ていたときで、その時…

ダンスワークス

ダンスワークス公演 《 Voices 》時は音と流れと共にただ前へと歩み続ける。人々の営みは太古より連なっていく。ダンスワークスの本年度の公演では人間世界の深層を表現した作品が上演された。 「闇の中の祝祭」は床に倒れている踊り手たちからはじまる。や…

シンフォニックエチュード

仕事をしているとショパンのシンフォニック・エチュードがかかった。この曲は伊藤道郎の代表作の1つでも使われている曲である。音楽のみならず舞台を思い出した。 ライブ中継の翌日はちょっと不思議な感覚だ。複数の地点で接続をしてバーチャル環境でカンフ…

to UK

物理的には東京にいるのですが、イギリスの国際学会にインターネット中継で発表者として東京からイギリスへ映像を送信することで研究発表をしました。 ネット中継の仕事は昔から長くて94年に「デジタルコンバージェンス」という本に収録されているシンポジウ…

見捨てられた場所

しばらく連絡が取れていない旧友の一人は後に解放前のベルリンでラブパレードの原型となったパーティーをオルガナイズしていたメンバーの1人だった。クロイツベルク地区という最も面白い地区の話をしてくれたものだ。写真家の橋口譲二はこの頃のベルリンを撮…

2005年を振り返って

2005年の記録「ダンスワーク」Vol 58 『2005年ダンスの総括』ダンスワーク舎2006年9月25日付が発売になりました。執筆者は児玉初穂、宮田徹也、吉田悠樹彦、竹田真理、三好直美、長谷川六です。昨年の私の代表的な評もさることながら、一般にリリースされて…

アートダンスカナガワ

2006 アートダンスカナガワNO.6 地球蜃気楼 主催/社団法人 神奈川県芸術舞踊協会 共催/神奈川県民ホール 製作/社団法人 神奈川県芸術舞踊協会・アートダンスカナガワ制作委員会 <監修>真船さち子 <演出>中條富美子 <振付>上原智子 川喜多宣子 木下三知…

Dance Selection

「ダンスセレクション」「つきわ Gold Moon」:黒沢美香/Marga 「RONDO」:北村明子/Group Motion Dance Company 「GEEEEEK」:東野祥子/BABY-Q 「緑の愛情」:辻本知彦(ソロ)媒体にてレビュー会場:シアタートラム 振付とロマンティシズム一昨日、トー…

今月の1冊

今月の1冊「パリのメスマー」今月のダンサーという企画があるので、今月の1冊という企画も始めてみようと思う。きっかけはイマージュオペラの脇川海里のBlogでこの本を紹介したこと。月1ベースで広く身体に関係がある書籍、論文に関する評を載せていこ…

分身パラダイス 中川幸夫 など

トーキングヘッズ叢書(TH Series)No.28 「分身パラダイス」 http://atelierthird.jugem.jp/?cid=9 が出ました。お蔵入りになりかけていた今年の東京新聞コンクール現代舞踊1部、創作の評が掲載されています。あと、水と油の活動停止公演の評も出ています。…

国立公文書館

このところ、新しい一日の御前未明に日記をUPすることが増えている。岡本さんのインタビュー記事と重なるので、10日の出来事なのだが11日のところに書いている。国立公文書館 明治の宰相列伝日本は近代化の時に図書館、博物館という概念は輸入されたが、公文…

今月のダンサー:06年10月 岡本 佳奈子さん

今月のダンサー:岡本 佳奈子さんDance-Square でこの7月にギティスバレエの第2回 日ロ交流 ロシアバレエコンサートを取材した。(参照 http://www.ballet.ne.jp/square/grk1.html)主催の岡本佳奈子さんやロシア人ダンサーたちによる舞台はとても水準の高い…

Tulip

『Tulip(チューリップ)』 タイトル: ダンスとヴァイオリンデュオによる物語 http://www.doing.tv/content/detail.aspx?ContentsID=989最近はモダン=コンテンポラリーの踊り手もこんなことをするようだ。池上直子はダンスコロキウムの一番最初の白井剛の…

三田にて

昨日は会と会の合間に三田に本当に久々に立ち寄った。三田とは思い出の仲間たちとの日々を思い返す場所である。校舎の陰から今は会えなくなった友人たちと出会えそうな気になるそんな空間だ。学生時代も日々がすぎ、思えば20代もなかばに私は舞踊批評家にな…

Dance Venus, 上田遥

Dance Venus Presents [初めの一歩:会] Vol.3Dance Venusの若手がまず第一歩として踊る会がこの会だ。アンデパンダンではないが、時折面白い作家と出会うことがある。私が見るのはおそらく2回目ではないだろうか。 強く印象に残ったものについて触れたい。…

植物になったように・・・

そして私はあたかも植物になったように朝から晩まで一日中眠り続ける。少々起きたが仕事はごくさわりだけ。目蓋の裏のヒアシンスブルーの揺れはいつになくモノトーンだ。つい先日、ある編集者からご馳走になった金平糖の歯ざわりと本当に森茉莉のテクストの…

Writing 環境

ある自律・分散・協調型ネットワークの研究者は、自分でMLを持っていて、そこに自分の持っているデータリソースの中で厳選をしたものを転送してくる。すると私のInboxには一日に20通は24時間彼からメールが入ってくる。メールが入ってこないときは寝てい…

再び矢作聡子@Die Pratze

そんなわけで、「舞踊を見る」ことについて書いたわけだが、舞踊を見ることを、表象というレイヤーで見て、スペクタクルとか表現論で見るというのも方法なのだけど、もっと下位のレイヤー、知覚・認知とか脳科学という面で見ることに最近は関心がある。 勿論…

記憶と記憶の網, Memories

前に台北で研究発表をした時以来、原稿を書く間に紅茶を痛飲することをやめて、中国茶を飲むようになった。ちなみに煙草は吸えなくなってしまった。一頃は葉巻を愛好していた時期もあるのだがきっぱりとやめてしまった。医食同源というが、中国茶を飲みなが…

劇場から戻ると・・・

劇場から戻るとどんな状態でも大体最初の原稿を書くというのが私のスタイルだ。そのあと締め切りまでに校正をしてあげていく。この最初の原稿を書くときに、私は自分が見てきた舞台の空気を失いたくないのか、着替えもせずにタイを外すなどした状態だけで書…