今月の1冊

今月の1冊「パリのメスマー

今月のダンサーという企画があるので、今月の1冊という企画も始めてみようと思う。きっかけはイマージュオペラ脇川海里のBlogでこの本を紹介したこと。月1ベースで広く身体に関係がある書籍、論文に関する評を載せていこうと思う。

最初の一冊目は「パリのメスマー」という本だ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4582474217
「GS」とか「エピステーメ」といった雑誌が懐かしい皆さんにはとてもほろ苦い
思い出になるのではないか。
著者はフランスの歴史家、ロバート・ダーントンだ。フランス革命の土壌の1つに政治運動やサブカルチャーのみではなく日本で言う整体のような身体療法があるとしている書である。身体の中にある神秘主義精神主義と国家の結びつきについてアプローチをしている学者の1人は甲野善紀だが、ダーントンの分析も1つの興味深い分析ということが出来るだろう。メスマーに関しては後に次のような書籍が出版された。
http://www.kousakusha.co.jp/DTL/mesmer.html

企画を思い立った段階であり久しぶりにこの書籍を読み返してはいないのでごく紹介で今回は止めておきたい。後に加筆する予定あり。