2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

西川扇藏米寿記念「西川会」昼の部

【Twitterより短評】 REVIEW JP 西川扇藏米寿記念「西川会」昼の部 日本舞踊で最も古い流派の1つの西川流は300年近い歴史を持つ。扇藏は人間国宝、箕乃助は英国ラバンで学び新世紀日本舞踊界を盛り立てている中堅の一人。清元「四季三葉草」は二人と祐子の名…

石井智子スペイン舞踊団「ラ・ペネテーラ」

【Twitterより短評】石井智子スペイン舞踊団「ラ・ペネテーラ」フラメンコの代表的な中堅舞踊家の一人が旧作を宝塚の櫂さはるを招聘し演技や演出の助言をもらいながら再演した。スペインの伝説に映像・音楽など時代のモードも取り込んでいる。エル・フンコの…

アルトー館「アートは症状である」

【Twitterより短評】 アルトー館「アートは症状である」密室を劇場の様に用いるパフォーマンスで環境や格差問題に挑む。マイムやダンスに加え東洋の身体知も登場。及川廣信の晩年の試みの集大成と考えても良い。彼のJ・L・バローに基づくアルトー解釈はすで…

キミホ・ハルバート「マノン」

【Twitterより短評】 昭和音大第2回バレエ公演キミホ・ハルバート「マノン」バレエ界を代表する新進振付家・ダンサーによる物語バレエが再演された。初演時より演出、構成をさらに密にしグレードアップ。ゲスト・学生が好演。物語作品では「Beauties and Bea…

神奈川芸術舞踊協会「モダン&バレエ2015」

【Twitterより短評】 神奈川芸術舞踊協会「モダン&バレエ2015」4作品とも音と身体という問題に挑んでいる。熊谷有梨「プロコフィエフピアノ協奏曲第3番」は『越後獅子』の影響も語られる名曲にシンフォニックバレエとモダンな味わいを重ねた良作だ。西田佑子…

牧阿佐美バレヱ団「ジゼル」

【Twitterより短評】 牧阿佐美バレヱ団「ジゼル」何より青山季可の円熟した世界に注目したい。アルブレヒトの菊地研の近況も目が離せない。ペザント・パ・ド・デゥでは新進の清瀧千晴と織山万梨子が喝采を浴びた。ウォルシュ版「牧神の午後」では振付と硬質…

土方巽舞踏碑・建立計画

舞踏で国際的に知られる土方巽の墓所(静岡・伊東)に舞踏碑を建立する計画があり、募金を集っているようです。 締め切りは10月末ということですが、11月ぐらいでもまだまだ大丈夫という事です。詳しくは下記の問い合わせまで:http://xfs.jp/PTT3Th「土方巽…

ルジマトフ・藤間蘭黄・岩田守弘「出会い」

【Twitterより短評】 ルジマトフ・藤間蘭黄・岩田守弘「出会い」日本舞踊、バレエそれぞれを代表する才能たちによる舞台に注目が集まった。『信長-Nobunaga-』は日本人達の振付、役を踊り分ける藤間、ルジの踊りと見所満載だ。新舞踊運動~戦後を経て久々にジ…

オペラ:クーラウ「妖精の岡」

【Twitter版短評】 クーラウ「妖精の岡」「ピアノの為のソナチネ」で知られるデンマークを代表する作曲家の人気作品は恋人たちと伝説が織りなす朗らかで幻想的な物語だ。民間伝説や民謡も活かされている。バレエは谷桃子バレエ団。佐々木和葉、樋口みのり、…

加賀谷香 Dance-SHAN『エゴイズム』

【Twitter版短評】 「近松DANCE弐題 A」加賀谷香 Dance-SHANは代表作の1つ『エゴイズム』を丁寧に深化させた。「曽根崎心中」の現代の洋舞として如何に取り組むかが焦点だ。佐藤洋介、辻本知彦という人気者達のコンポラな味わいを読み解けるかが洋舞のオール…

【Twitter版短評】工藤丈輝・若林淳「敗北の傘」

【Twitter版短評】工藤丈輝・若林淳「敗北の傘」舞踏第三世代の二人がアルトーの劇原理に挑み同時代の御伽噺を紡ぐ。アスベスト系の工藤と大駱駝艦系の若林の肉体言語が交差をすると、アルトー脚本の映画「貝殻と僧侶」に近い空気も薄っすらと。屋外公演でも…

追悼・藤井修治

藤井修治先生が他界をされました。2015年11月18日に如水会館で偲ぶ会が行われ多くの関係者が集まりました。藤井先生は日本バレエ協会が設立された1958年はまだ学生だったといいます。東大を卒業され当時ごく数人の合格者としてNHKに入ります。世代的にはうら…