新しい時代に

アニメーション「AKIRA」と同じように2020年にオリンピックが決まったことは大きな話題になりました。AKIRA(1) (KCデラックス)作者: 大友克洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 1984/09/14メディア: コミック購入: 11人 クリック: 157回この商品を含むブログ (…

追悼・島田廣

島田廣先生が亡くなりました。生前にインタビューをすることが出来た日本バレエ界への偉大な貢献者でした。 ここにご冥福をお祈り申し上げます。

追悼・桜井勤

追悼・桜井勤 2013年6月14日に桜井勤先生が亡くなられた。私にも訃報と葬儀への出席を問い合わせる連絡が直接きたが、家族葬ということもあり葬儀は欠席した。また先生は特に偲ぶ会はやらないで良いという要望だったのでお別れの会も出席しなかった。 桜井先…

久しぶりに

久しぶりにブログを書きます。 批評活動を行いながら様々なメディア・媒体を通じて活動し慌ただしく日々を過ごしていますが、時代が大きく変わってきていることもあり、昨年からいろいろ考えている日々です。 一時代前の様にただただ舞台評を書いたり、芸能…

追悼・ドナルド・リチー

ドナルド・リチー先生が亡くなりました。 私は生前にリチー先生が亡くなる前にインタビューをすることができ、 'Jane Barlow and Witaly Osins, ballet teachers who worked in postwar Japan, and their students', Pan-Asian Journal of Sports & Physical…

追悼・石田種生

石田種生先生が亡くなった。石田先生と私は舞踊三田会などを通じて交流があった。先生の活動についてインタビューをさせていただいたこともあったし、その最後の時期の創作とも接することができた。多くの想い出があるがここに短く追悼の意を表したい。

ダンスと認知・脳科学Mirage

人間の認知や脳の機能に対してこんなプロジェクトがあります。協力をしているのは現代美術のグランダーマンです。 人間が現実感をどのように認識しているのかということに研究するプロジェクトのダンスにデモが用いられています。まだはじまったばかりのよう…

吉本隆明

吉本隆明氏が他界をして驚きました。比較的近くにいた人であったのは事実で近年は東工大の関係者から講義をしているという話などをきいていました。故・針生一郎の話にも時々でてきていたように思います。私にとっては現代詩人で評論も中期ぐらいまでが興味…

菅井円加さんと今年のローザンヌ

2012年の2月に明るいニュースとして流れたのが菅井円加さんのローザンヌ国際バレエコンクールでの快挙でした。 オンラインで海外からの反響も大きかったのも印象的でした。2年前の東京新聞全国舞踊コンクール、バレエ・ジュニア部などでみています。この時は…

2012年

年明けになり旧正月・春節と重ねるようにブログを再開できればと思います。今年もよろしくお願いします。

3Dプリンターで衣装

3Dプリンターで衣装をつくるということが行われ、ファッションショーなどで使われだしているようです。ビジュアル的にも試みとしても面白いと思います。この試みは舞台衣装や舞台美術にも可能性と影響を与えるといってもよいかもしれません。関連記事: ht…

Google Doodle

Googleがサンフランシスコ・バレエ団とコラボレーションをしている映像がアップされてます。今年の春の企画に関するものです。このバレエ団はネットでも健闘をしており、先日はFacebookのユーザーが伸びているという映像(http://www.facebook.com/video/vide…

@MASDANZA Emily Tanaka and Cheng Tsung-lung

Emily Tanaka(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20110223)がMASDANZAのソロ部門で1位入賞しました。 http://www.masdanza.com/english/?p=1375 おめでとうございます。 http://www.radiosolmaspalomas.com/index.php?ver=ver_noticia&id_noticia=1124…

Global Dance Contest 2011

今年のSadler's WellsのGlobal Dance Contestの最終投票がはじまっています。最後の10本になるまえの応募作品群もみることができます。 http://www.globaldancecontest.com/index.html

Humanities After Fukushima

社会・人文科学系の関係者の間では次のような国際会議が開催されるということで話題になっています。ダンス・バレエ、舞踊教育といった現場もこの問題とは密接に関係があります。これは日本にいても海外に滞在していても重要な問題です。International Sympo…

ソーシャルウェブの浸透

ソーシャル・ウェブの浸透により、振付家・ダンサーの活動も大きく変わってきました。 海外で活動をするアジアの振付家はオンラインを通じて、振付コンペに応募するような時代になってきています。 Global Dance Contest(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyosh…

アキコ・カンダ先生の逝去を悼む

9月の頭にアキコ・カンダの舞台を見ることができた。今年の現代舞踊展のラストを締めくくった作品では本人が踊っていなかったことが気になっていた。このリサイタルでは踊っていたのだが、健康が余りよくないということをその場で関係者からきいた。 カンダ…

ボリショイへアメリカ人ダンサーが

台風が東京を通り過ぎていきました。現代では空を飛ぶ飛行機をリアルタイムでみることができるサービスが存在します。( http://www.flightradar24.com/#!/ )成田も羽田も国際線の飛行機が迂回しているのを見れた今日でした。 その一方で今日のオンラインの…

Purgatorio

先月末に初演されたノイマイヤーの「Purgatorio」のトレーラーがオンラインにアップされています。没後100年にあたるマーラーに捧げられた作品です。

9.11から10年、震災から半年

9.11から10年過ぎた東京は見事な満月の夜でした。10年前にNYCにいた様々なジャンルのアーティストの回想を思い出しながら一日を過ごしていました。 3.11から半年が過ぎましたが、現代舞踊では福島出身の振付家の神永宰良の作品が8月に山本直による企画「ダン…

new publication

下のように新しい著作がでました。どうかよろしくお願いいたします。Yukihiko Yoshida,"Lee Tsia-oe and Baku Ishii before 1945 - Comparing Origin of Modern Dance in Taiwan and Japan", Pan-Asian Journal of Sports & Physical Education, 2011(refere…

福田一平氏の逝去を悼む

福田一平先生が亡くなられた。批評活動を始めた頃から交流があった大先輩の一人だ。合田成男先生や木村英二先生とも同年代にあたる。邦舞・洋舞共に深い見識のある識者だった。若い頃は現代舞踊家で、本田安次や柳田国男に若き日に学んだこともある。そんな…

今年の夏

今年は夏の終わりに帝国劇場を皇居外苑から遠望する機会がありました。パレスホテルが閉館になったとはいえ、丸の内もすっかり再開発されてきていて、新しい時代の空気が出てきています。帝劇100年という今年ですが、洋舞の公演でそもそも帝劇どころか日比谷…

TeZukA

話題のSidi Larbi Cherkaouiによる「TeZukA」のリハーサル映像がSadlers Wellsでリリースされているようです。 http://www.sadlerswells.com/standalonevideo.php?video=63786503001%2C1112115070001&show=4002&more=1 手塚治虫は若い頃にバレエの「火の鳥」…

2030年ごろ

20年後の舞踊界をイメージしていると表現の問題ではコンテンポラリーダンスという枠組みがもはや伝統の一部になっていて現代表現はさらに新しいフェーズに突入していると想定できますが、その一方で教育、体育、舞踊というキーワードでは国民の健康問題が労…

震災後の舞踊2

震災後めぐる議論、活動が社会的にも多くでてきていますが、(http://www.videonews.com/press-club/0804/002020.php)舞踊も震災後ということで表現や作品に変化が出てきています。 今年は東京新聞による全国舞踊コンクールが中止になりましたが、震災後の…

FIRT IFTR Osaka Conference

大阪でFIRT IFTR Osaka Conferenceで発表をするなど仕事をしてきました。 Tradition, Innovation, Communityというテーマでしたが、例えば伝統と革新、そしてそのジャンルのコミュニティといった切り口で発表が行われていました。もの凄く平たくいうと例えば…

今年の夏

関西での仕事を追え、東京へ戻ってきました。311の影響を深刻に受けていない地域は印象的でした。 今年の夏もシーズン真っ盛りになってきました。die Pratzeの「ダンスがみたい!」シリーズでもWhenever Wherever Festivalでも、いわゆるコンテ・舞踏系と現…

思えば

震災後、しばらく活動はしていたのですが、しばらくBlogを書かないでいました。しかし思えばいろいろこのBlogから発信できたもので、 2005年ごろダンサーのインタビュー記事は一般媒体でもあまりなかった時代にそういったことを手がけることができ、そういっ…

ダンスと市場原理

震災とは別に去年の後半から今年にかけてダンスというクラスターにもソーシャル・ウェブが一層浸透してきました。ネットワークの上での市場原理は日本社会の(俗称)タテ社会、(俗称)ヨコ社会とも異なっています。通常、日本社会はタテに対してヨコを提起…