2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本舞踊の若手創作

邦舞の流れについてもこのBlogで時折触れて生きたい。日本舞踊の若手創作グループもネットで情報発信を始めているようだ。最近見つけたURLをここにまとめておこう。芸○座: http://www.geimaruza.com/index.htm Blog:http://blog.goo.ne.jp/geimaruza 関連…

アジア・環太平洋とバレエ

東京シティバレエ団の志賀育恵(http://www.ikue-garden.net/)はオーストラリア・バレエ団(http://www.australianballet.com.au/)で文化庁在外研修で研修をしていたが1年間の日程を終え今月帰国した。その歓迎会が都内で開かれた。(研修の日々の一部は志…

金田・こうのバレエアカデミー

金田・こうのバレエアカデミー記念公演の今年の演目は「眠れる森の美女」と「カルメン」だ。金田洋子は先日の日本バレエ協会主催による全日本バレエ・コンクールでシニアの部1位に入った踊り手だ。ほっそりとした手足が印象的なバレリーナである。今回は洋子…

アルス

Ars Electronica 2008: A New Cultural Economy: the Limits of Intellectual Property作者: Gerfried Stocker,Christine Schopf出版社/メーカー: Hatje Cantz Pub発売日: 2008/11/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見…

『Corpus』no5 特集「ピナ・バウシュ」

8月31日(15:00−17:00)にPlanBで五井輝さんを偲ぶ会(会費3000円)があるようです。故人の冥福をお祈り申し上げます。 ■…………………………………………………………………………■ 『Corpus』no5 特集「ピナ・バウシュ」■…………………………………………………………………………■ ★日本でも人気があるドイツの…

豊川恵美子エコール・ド・バレエ 発表会

本島美和さん(http://www.miwamotojima.com/miwamotojima/)、マイレン・トレウバエフさんをはじめ、小橋美矢子(牧阿佐美バレヱ団)やAMS、JJBのダンサーたちも出演していた。本島&マイレンを見ることができたが息があっていて良かった。次世代の才能たち…

新人公演

今日は新人公演3日目の楽日。数人、クラクラしそうなぐらいいいダンサーが出ていた。このジャンルは踊りや歌われる詞のみならずギターやカンテなどもみなくてはいけないという実に細やかで深いジャンルだ。いわゆる美形のダンサーもいるにはいるが、このジ…

上野水香、高襟

今日は上野水香(http://www.mizukaueno.com/)を見にいく。相手役は高岸直樹だ。来月は待望の「ジゼル」デビューだが、会場には多くの上野ファンがつめかけ喝采につつまれていた。 チャイコフスキー記念東京バレエ団「ドン・キホーテ」 (東京文化会館) キ…

伊藤友季子、新人公演

日生劇場でファミリーフェスティバルの一環として「ロメオとジュリエット」が上演された。ジュリエットを演じた伊藤友季子はこのところ注目を集めているバレリーナだ。客席は親子連れでいっぱいになっており微笑ましくもあった。 日生劇場国際ファミリーフェ…

ジュニアレビュー

幸なづみは近年当時の関係者の間で再結成されたSKDなどでも踊っているダンサーだ。子役養成のためのジュニアレビューという興味深い試みもしている。子どものダンスに関心がある私はジュニアレビューを楽しみに見にいった。もちろん私はSKDや日劇、宝塚にも…

配送作業

批評誌「CORPUS」の配送作業@都内。さっと作業を切り上げ今回の号に関わった舞踊批評家たちや関係者と一杯飲む。帰り道、都心を電車で移動する。高架橋やネオンサインが目に入ってくる。一冊出したという達成感もあるのだが、脳裏を”Living inside the shel…

電子コミュニティとダンスコンテンツ

私はデジタル・コミュニティの研究者(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20070612)としても活動をしている横顔があるのですが、一般端末より携帯電話からのアクセスが特に多い日本の舞踊界でのコミュニティ形成を分析したりしていると興味深いことが…

追悼 千賀抄織

電話口で聞かされたとき、痛恨のニュースだった。私の舞踊批評家としての活動の中で最も思い出深いバレリーナの一人が他界をしていた。50年代に横井茂・高橋彪という二代振付家の時代が存在した。60年代になるとそこにさらに厚木凡人や今の大御所たちが登場…

全日本バレエ・コンクール 決勝

日本人の体格が戦後と平成を比較してみると非常に良くなったと言われる昨今だが、次世代を担うダンサーの身体性や表現力の伸びは著しい。戦後から現代にいたるまでの蓄積や社会成長が背景にあるのだが、今日の島田衣子・西田佑子に続いて出てくるであろう新…

全日本バレエ・コンクール 準決勝

コンクールというのは予選からみるといいというのが持論なのだが、スケジュールなどの問題で全部みれないときがある。特にこのコンクールは課題曲だけでAとBがあり、それに創作とアンシェヌマン振付まであるのでなるだけ見ていたいのだが準決勝からになった…

上野水香

Chacott渋谷で上野水香さん(チャイコフスキー記念 東京バレエ団)のトークがあったので立ち寄る。上野さんのファンがいっぱい会場につめかけていた。今度の「ドンキホーテ」や「ジゼル」について、ここ近年の舞台について解りやすい話があった。 今日は終戦…

お盆なのだが

世間はお盆なのですが、お盆休みで出身地の東京へ帰省したり、はたまた海外から帰国したりという人たちが結構いるわけで、世間はのんびり日本の夏を満喫といったところなのでしょうが、お盆だからこそTokyoで普段リアルワールドで会えない貴重な人たちと面会…

東京の夏

東京はお盆のシーズンになったが暑い日々が続いている。この時期をのりきると秋がやってくる。今日は相模大野の劇場に足を運んだ。 西田佑子の丁寧で完成度の高い演技はこのアーティストならではのものだ。活躍をみせていた新人としては表現力豊かな大貫真希…

2008 International Gala Hikasa Ballet

四国には樋笠バレエ団(http://hikasa-ballet.com/)というバレエ団がある。ポルトガルをはじめ海外とも交流をしていることでも知られているバレエ団だ。ABTやキューバ国立バレエ団など海外のバレエ団からのゲストも迎えたガラ公演が行われた。日本のいろい…

Animal Love Project

2月と8月というのは公演が少なくなる時期なのだが、die Pratzeはいたって元気で、舞踏やコンテンポラリーダンス、小劇場演劇のファンが連日足を運んでいる。今年のこの時期はバレエなども外来で大きなものがいくつもあり公演ラッシュといった様相を示してい…

小野絢子、珍しいキノコ

Chacott渋谷で小野絢子さん(新国立劇場バレエ団)のトークをきく。なんとこれが初トークとのこと。しかし小野はそんなことも全く感じさせない理知的で話し上手なダンサーである。質疑応答では難しい質問にも、解りやすく機転のきいた応答をするなど舞台印象…

演芸資料、本島美和

たまたま近くで用事があったので国立劇場に立ち寄る。国立演芸場・演芸資料展をのぞく。江戸から明治の落語の資料を数点みた。その後、都内を点々とする。Chacott渋谷で行われた本島美和さん(新国立劇場バレエ団http://www.miwamotojima.com/miwamotojima/ …

首都圏のコンクールの変化

なかの国際ダンスコンペティションの予選が始まっている。数年前まで埼玉で行われていた埼玉国際舞踊創作コンクールが惜しまれながら終わってしまったあと、首都圏にはしばらく”国際”がつくコンクールはなかった。地方にはいくつか国際コンクールがあるのだ…

全国合同バレエの夕べ

今日は上野で日本バレエ協会の50周年を記念して例年より作品数が多い「全国合同バレエの夕べ」が開催された。上野に行くこともあって、「対決―巨匠たちの日本美術」展( http://www.diam.co.jp/special/kokka/)に1時間ほど立ち寄ることができた。この展覧会は…

ジュニア・明日の新人

「子どもとダンス」というのは重要なジャンルである。現代舞踊、バレエ(例 http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20080413)、児童舞踊、日本舞踊などそれぞれ違いがあって興味深い。 ジュニア・明日の新人というのは現代舞踊協会の公演の中でも子どもた…

TAGTAS

舞踏、コンテンポラリーダンス、小劇場演劇の界隈では下の設立集会のフライヤーが流れだしている。今年になって、さらに様々な動きが各ジャンルでどんどん出てきている。舞踊界は確実にさらなる新しい時代のフェーズに向かってきているようだ。30代、そし…

橘るみ、眠り(全幕)

橘るみバレエスクールは5周年記念として「眠れる森の美女」を上演した。臨席した関係者と話題になったのだが、スクール公演で生オーケストラでこれからのバレエ界を担う若者たちが踊れるというのはそうざらにないはずだ。橘はオーロラ姫を踊ったが、デジレ王…

8月の東京

今日は銀座へ鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団を見にいく。このグループは「曽根崎心中」が有名だが、東洋子、工藤朋子、末木三四郎(3人とも私はファンである^^;;)といった優れた若手ダンサーたちを輩出している。鍵田が定期的に通っているスペインの…

吉田都

吉田都さんは私もいろいろ思い出がある踊り手なのだが今日は久々に見に行った。プログラムに熊川哲也が書いているように、本人がでていなくても、いい仕事をするカンパニーであるのは事実だ。(もちろん今日は熊川は最初から今日のキャストに入っていない。…