多摩
虫の声も夜ごと夜ごとに盛んだと思えば、秋も最中になってきた。紅葉を求めてカントリージェントルマンたちはハイウェイをドライブしたり北関東の温泉に立ち寄ったりしているのだろう。国産酒が好きな知人たちもきっと週末はそれぞれ楽しんでいるのだろうなと思っている。時間があれば山河を楽しみたいところなのだが、慌しくしていて都心の植物園に足を運ぶ時間もとれない。久々に秋の多摩を訪れた。この地域ならではのひんやりとした夜の空気を感じる。
世相は相変わらず明るいニュースがない。しかし「万葉集」が書かれた最古の木簡が出土したというニュースに心が暖かくなった。
(http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080522/acd0805222015006-n1.htm)
本当はお彼岸だしということで念頭においていた用事があったのだがそれも諸事情から実現せず予定より早く劇場に着いたらある関係者と出会った。昨今の舞踊事情についていろいろ意見を交わすことができ勉強になった。
調布で活動をする山名たみえのカンパニーDeuxの20周年記念公演が行われた。夕方の劇場には舞踊関係者やファンが多く顔をだしていた。
秋本里奈子、井上依里子といったこのグループならではのダンサーたちに男性ゲストは坂木眞司&長谷川俊介とレギュラーメンバー。女性ゲストの方は今最も旬なダンサーの1人の横田佳奈子とコンクールで今年は評価された富士奈津子が活躍をみせていた。
山名たみえ・冴山幸博
「カンパニーDeux結成20周年記念公演」
(府中の森芸術劇場 ふるさとホール)