夜明け頃、鶯の鳴き声をきくことが多くなった。桜も満開である。


Photo:Yukihiko YOSHIDA

写真はこのシーズンならではのコンクール会場のパーシモンホール。休憩時間などロビーは関係者でごったかえしている。手前に見えるのがダンス用品店Chacott(http://www.chacott-jp.com/j/index.html)のブース。いろいろなものを売っている。



Photo:Yukihiko YOSHIDA

このように室内から見える噴水がきれいだ。満開の桜も見えてとてもきれいな季節だ。


Photo:Yukihiko YOSHIDA

画像が荒いのだが休憩時間には参加者たちが上の様に場当たりをしている。(一応撮影にあたっては諸事情を考慮し個人が解からないように映像をぼかしている。演技中はもちろん撮影不可)


東京新聞主催 第65回全国舞踊コンクール
バレエ第一部 バレエ・パ・ド・ドゥ部 予選

めぐろパーシモンホール 大ホール)


杉並洋舞連盟 第18回公演「創作舞踊&バレエ」
今年の杉並洋舞連盟による本公演のテーマは”祭り”のようである。クラブから古典バレエまで様々な角度から祭りの踊り、躍動する民衆の身体といったテーマが描かれた。高頂による「Evolution」ではDJが現れるとターンテーブルを回し始める。舞台には大人や子どものバレリーナたちが現れそれぞれお立ち台の上で踊り始める。一般的なポピュラーな舞台のため演出も解かりやすいものになっているが明るく楽しい舞台だ。ジャズダンスに見ることが出来るショーのゴージャスさが入ってくると良いだろう。保志克己の「イメージ・オブ・ザ・カントリー」は日本の初期のタップダンスの系譜にも属する作家ならではのポップダンスへの視点が活きた作品だ。アメリカの田舎や都会が楽しく描かれた。そしてバレエの「コッペリア 第3幕より 鐘の祭」 では嶋田和香子とヤロスラフ・サレンコの二人を中心にコッペリアの第三幕からお祭りのシーンが抜粋され描かれた。クラブカルチャーやタップなどショーダンスへのアプローチが企画そのものに昨今の合同公演にない持ち味を与えていたが、そんな民衆の視点がバレエにも通じるものがあるということも感じさせた公演だった。
(セシオン杉並)