2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ラバン、ミチオ イトウの世界

日下四郎先生がラバンの著作の翻訳を出版されたようだ。ラバンやマリー・ヴィグマンに日本の現代舞踊は影響をされているのでダンサーやダンス作家志望の方々も一読してみてはどうだろうか。 ちなみにラバンのBewegengschorという概念を日本語の「群舞」とい…

2010年代

昨日の創作部門の審査に関する福田一平先生のコメントの中に「世界がものすごい勢いで変わっている中で、ダンスが変わらないのは困る。ダンスも変わらなくてはいけない」というのがあったと思う。ショートスパンで大体4−5年先、もう少し見通して、2020年ぐら…

第64回全国舞踊コンクール 創作舞踊部 予選

第64回全国舞踊コンクール 創作舞踊部 予選決戦は所用で見れないのでコメントはアンコール公演の時にさせてください。 予選の段階であれこれ書くのはアンフェアかもしれないと思うためです。(目黒パーシモンホール 大ホール)

未國「蛇女」

未國「蛇女」 媒体にてレビュー(三軒茶屋グレープフルーツムーン)2007年度1月-3月 My Best この公演より前田新奈のソロ「滅びゆくとき」(振:前田新奈) 所夏海(特に「落陽」:現1の時のバージョン)、一昨年から去年にかけての蛯子奈緒美、山中ひさのに…

Can Nationalism Still Change ?

ベネディクト・アンダーソン 講演 ”Can Nationalism Still Change ?”国民国家とかポストコロニアルといったタームが、国内の舞踊研究、舞踊批評でもここ数年登場しだしてきている。2004年ぐらいに私がCut-Inの評で台湾から戻った印象を書いたときはそんなこ…

六世中村歌右衛門展、黒テント

六世中村歌右衛門展戦後の歌舞伎を語る人の話の中に六世中村歌右衛門の思い出をきくことは多かった。古典歌舞伎の復活や新作歌舞伎の創造に多大な貢献をした芸術家だ。 先代の五世歌右衛門からして演劇博物館に縁がある人であり、過去に企画展が開かれている…

第64回全国舞踊コンクール 児童舞踊幼児部、児童舞踊部 予選

第64回全国舞踊コンクール 児童舞踊幼児部、児童舞踊部 予選今年の全国舞踊コンクールで話題を集めているのは、幼児部の50年ぶりの復活だ。日本の各地域から児童舞踊家たちが集まり作品を発表していた。「童心」が舞台いっぱいにあふれる作品たちはせつなく…

第64回全国舞踊コンクール バレエ第一部 バレエ・パ・ド・デゥ部

第64回全国舞踊コンクール バレエ第一部、 バレエ・パ・ド・デゥ部 予選出場者リストから数値をひろってなくてごく印象だけで気のせいかもしれないのだが、「海賊」からの踊りを見ることが多かった。審査の対象外としてすでに社会的にある程度評価されている…

第64回全国舞踊コンクール 邦舞第二部、第一部 予選、井上二郎

春めいた空気と共に東横線にゆられている。そして「都立大学前」で降りるとくれば、今年も東京新聞主催の全国舞踊コンクールのシーズンが始まったということだ。このコンクールは戦前からあり、戦時下でも一時期は継続し後に中断された。そして戦後復興と共…

美酒と革嚢

芸術選奨・文部科学大臣賞は受賞作品の1つにこの本を入れたようだ。美酒と革嚢 第一書房・長谷川巳之吉作者: 長谷川郁夫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/08/22メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (20件) を見る昨年、秋に一読…

折原美樹WS

折原美樹ワークショップ ’07 グラハム・メソッド:テクニックとレパートリーマーサ・グラハム舞踊団のプリンシパルダンサーの折原美樹さんのWSが行われた。批評活動を始める前には実は私もこのWSに出て「ナイト・ジャーニー」といったグラハムのレパートリ…

ユニット・キミホ

ユニット・キミホ初公演 『Garden of Visions』Dance-Squareにてレビュー http://www.dance-square.jp/khfc1.html(世田谷パブリックシアター ソワレ)

上野、杉並

日中、仕事を兼ねて、上野に行く。時間が取れたので上野を散策する。扇塚 上野の不忍池・弁財天の中には扇塚がある。花柳寿美(初代)が 長年愛用した扇を埋めた場所で、 「あゝ佳き人のおも影はしのばざらめや不忍池乃保とりに香を焚紀かたみのあふぎ納めつ…

エトセトラ

東京国立近代美術館アートライブラリ竹橋の駅からすぐ近くのこの美術館のライブラリーにたまたまだったのだが立ち寄る。無料で様々な作家の資料を見ることが出来る。ダンサーや振付家にとっても多少のヒントを与えてくれるかもしれない。自分で資料をあつめ…

創立60周年(社団法人設立35周年)記念祝賀会

社団法人 現代舞踊協会 創立60周年(社団法人設立35周年)記念祝賀会 1948年に全日本芸術舞踊協会として設立された時はまだ戦災の爪あとが日本各地に残る時代で会員数は47人だったという。舞踊批評家の山野博大は今年で批評活動50周年(半世紀:批評活動開…

Dance Plan 2007

通算104回 新人舞踊公演特別企画公演 DANCE PLAN 2007 現代舞踊協会 11日=石和田尚子、吉川絢子、杉本咲野、青島由依、桜井矢絵、郄橋真帆、稲葉由美子、秋本里奈子、井上依里子、李承萊、古木竜太、冨士奈津子、小室眞由子、平井幸、佐々木由美、背戸田勝…

Dance Plan 2007

通算104回 新人舞踊公演特別企画公演 DANCE PLAN 2007 現代舞踊協会出演:10日=山根和剛、横澤理恵、齋藤文香、中路久美子、石丸眞理、大橋美帆、小川麻里子、岩本亮、舟木こころ、赤石賀奈子、瀬子えりな、藤田茂時、中村夏恵、片山幸子、村越麻里子、久慈…

東京シティ・バレエ団meetsコンテンポラリーダンス

東京シティ・バレエ団meetsコンテンポラリーダンスDanceSquareにてレビュー: http://www.dance-square.jp/tsht1.html(ティアラこうとう敷地内)

今月のダンサー:07年3月 キミホ・ハルバートさん

初めてキミホ・ハルバートさん http://www.kimiho.com/top.html さんの作品とであったのは、昨年上演された「White as Snow, As Red as an Apple」http://www.dance-square.jp/ygkw2.html だった。詩的で若者に向けた人生の寓意のようなこの作品を、普段接し…

世界舞踊祭

子ども世界舞踊祭(午前中) 世界舞踊祭 昼の部 世界舞踊祭 夜の部媒体にてレビュー(赤坂区民ホール)

世界舞踊祭

世界舞踊祭 夜の部媒体にてレビュー(赤坂区民ホール)

井上恵美子、曽我部靖子、石黒節子

新国立劇場バレエ団、ドミニク・ウォルシュ「オルフェオとエウリディーチェ」 公開リハーサル三組の主役のデゥエットのフレーズを見ることが出来た。それぞれにダンサーのニュアンスを振付家がとらえており興味深い内容だった。そんなわけで今月下旬の本番が…