批評と用語と舞踊史と

オントロジー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC が流行っている現代だが、舞踊用語についてこんな詳しい用語をネットにアップしているベテランの舞踊批評家がいる。http://kubodance.cocolog-nifty.com/
久保正士先生だ。蘆原英了に師事(ちなみに山野博大は光吉夏弥に師事、うらわは東勇作=蘆原に師事をして戦後初めてのプリマ松尾明美の相手役としても踊った)し、20世紀舞踊の会、DC8、舞踊批評家協会と戦後の舞踊史の中で活躍をしてきた大先輩だ。

これはバレエについて何かを書く人たちに参考に読んでもらいたいと発信するものである。一つは1958年8月〜10月東京新聞に連載された蘆原英了氏の「洋舞界のパイロットたち」を足がかりに日本のバレエのルーツを探ろうというものである。1971年から75年にかけて発行のバレエ年鑑に人物伝が掲載され、それにかなりの手掛かりはあるが、今日見るとやはり不十分である。日本のバレエの発展に貢献した人達を順次取り上げて、考察しようというものである。どこまで続くか分からないが、「日本バレエ界の貢献者たち」として連載したい。
一つは、横文字の作品名や、人名を多く扱う分野の物書きとして、これに注意するのは大事だと思うので、これにかかわることをシリーズとして発表したい。横文字の片仮名表記の問題のほか、言葉を大事にあつかってほしいという気持ちから言葉の問題、その他アトランダムに題材をとってエッセー式に発表するものであある。今日のバレエジャーナリズムについての批判をこめて、「バレエジャーナリズムの諸問題」として発信していくものである。
( http://kubodance.cocolog-nifty.com/blog/cat7422413/index.html より引用)

とあるが、大変勉強になるページである。現代の数多い若手の舞踊批評家たちと批評家になりたい人たちは必読だ。