海辺のクリスマス

今年のクリスマスも鎌倉に来た。長く湘南に暮らしていた私にとって、クリスマスとは、都心のイルミネーションというよりは、南の方の海辺のクリスマスイブなのだ。
久々に大船で降りる。昔だったらこの駅で乗り換えて、鎌倉や逗子・葉山に海で遊ぶために冬場も良く出かけたものである。ないしは、気の通った仲間たちと車に乗って、海沿いをマリーナや森戸海岸まで飛ばしたものである。そんな昔の思い出でいっぱいのエリアがこの辺りだ。

駅で降りると、海洋性気候の大気が身をつつむ。冬なのだが、あたたかく、海沿いを思わせる並木にはイルミネーションが輝いている。このエリア特有のレストランやカフェテリアが街頭を彩る。ホントにメキメキ元気になってくる。
本当だったら海を見て、ウィンドサーフィンをしている人たちを遠望しながらカフェテリアで休んで、浜辺で歩いてから舞台を見に行きたかったのだが、海を見ることなく、舞台を見に行く。

昔はアート仲間と一緒に森戸海岸からヨットを出したりしたのだが、そんな仲間も今はあちこちに言ってしまった。森戸海岸から先辺りをドライブしてみたい気分だった。



スズキ・バレエアーツ「くるみ割り人形」(全幕)

媒体にてレビュー

鎌倉芸術館大ホール)