次世代身体表現への射程

 今回のDance Selectionは、いわゆるコンテンポラリーダンス系譜の作家たちもびしっとした作品を出していたし(このところ見ていなかったのもあるのだが特に東雲舞踏の堅田知里)、モダンから出てきた長年の経験のある作家たちもモダン=コンテンポラリーの身体表現の近未来系を考える上でいい作品を出していたと思う。池田素子もメンバーとして参加し、アジアの各国の有能な作家たちが共同で作品制作をしているHomeless Dance Company(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20070410)の原型となったプロジェクトが作品を発表していた*1のもこの企画だったし、内田香のRoussewaltzを所夏海=渕沢寛子の抜群のコンビネーション*2とともに楽しむことが出来たあの紅一色ステージもこの企画(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20051014)だった。いろいろ想いおこす夜だった。


【懐かしのあのページから】
今月のダンサー:2006年12月池田素子さん
http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20061220


An Creative, Dance Selection 2008

Blogか媒体にてレビュー

(オリベホール)
中村しんじ・武元賀寿子、松島誠・森下真樹、新上裕也・堅田知里、山名たみえ・妻木律子・有馬百合子(ケベック関東ダンスエクスチェンジプロジェクト)

*1:吉田悠樹彦,「リトル・アジア・ダンスプロジェクト 『Doubling』「ダンスセレクション2004」プログラムより」(音楽舞踊新聞,音楽新聞社 2004/12/11)

*2:吉田悠樹彦,「Dance Selection 2005, Program B 女性振付家シリーズ, nest and collaborators, たかぎまゆ, Roussewaltz」,「The Arts Cure」vol3.Number4,Dance Project Sequence Inc,2005