現代舞之父−「石井漠」、台日舞藝交流座談會

(詳細は後日)

 今年のクリスマスは台湾の高雄に研究発表をするために滞在した。石井漠の弟子で台湾の現代舞踊の原点の舞踊家が李彩娥だ。石井漠は「半島の舞姫」と呼ばれた崔承喜を踏まえながら「李子(りこ)は'台湾の舞姫'になる」と戦前の若き日に述べた。李は美貌の舞姫だった。そして李は台湾の現代舞踊の原点となり、’台湾の舞姫’(石井漠)にふさわしい活躍をした。
 今年は李による師・石井漠を記念する公演が行われ、石井漠作品の海外での復元上演も行われた。下のように街に石井漠のポスターが多くでていた。

初日が国際会議、二日目が公演と二日間の企画だ。詳細は後日某所にてまとめるが日本からは黒沢輝夫先生と石井はるみ先生、そして私が参加した。プレゼンテーターの一人として私は「石井漠と李彩娥−戦前の日本の舞踊界を中心に」という研究発表をさせてただいた。おそらく日本人によるこの大舞踊家に対する最初の研究発表・論文である。

台日歷史性的焦點 現代舞之父−「石井漠」
日舞藝交流座談會

(中正文化中心第一會議室)

 夜は地元のダンスを見に行く。コンテンポラリーからモダン、伝統芸能を意識した作品まで幅の広い作品が上演されていた。ダンサーたちの表情が活き活きとしている。翌日の石井漠に関する公演で作品を踊る現代作家もコンテンポラリー・バレエを意識した作品を出品していた。

劇場の写真(終演後)