二つの悲しいニュース、六本木

 バナー付広告のヘッドラインを見ていて、目が固まった。ニュース配信会社がモーリス・ベジャールの他界のニュースを流しだしているからだ。22日、本日付である。海外でも情報が流れ出している。もう少ししたら詳細がわかり、おそらく追悼の催し物も行われるのだろう。

Ex. http://english.hotnews.ro/French-coreographer-Maurice-Bejart-dies-articol_46493.htm

 今日は六本木で取材だった。取材後、関係者からもう一つ悲しいニュースを聞いて驚かされたばかりだった。バレエの大滝愛子さんが先月の31日付で他界していた。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BB%9D%E6%84%9B%E5%AD%90)仕事で会ったことがある、お話したことがあるという意味でも悲しいニュースだった。

 私は永田龍雄や光吉夏弥のようにバレエを大切にしたい書き手だが、この二つのニュースにはただ驚かされた。
 
 今日はここ数年見たくてもなかなか見れなかった馬場ひかりさんの単独公演だった。六本木はクリスマスのイルミネーションで飾られてにぎやかだった。ほぼ10年前にこのエリアに通っていたときとあまり変わらないのだが、再開発をされた分、新しい空気が漂っている。公演で上演された作品のモチーフとなった泉鏡花について語りながらワイングラスをかたむける。そろそろ暖かいワインが出てきそうな時期になってきた。


馬場ひかりソロ・ダンス「夜叉ヶ池」

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