その後

下北沢の暑い日々が過ぎ去ったと思えば、原稿やらなんやらに追われています。下北沢の仕事の方はオンラインで成果をアップしているので後日アナウンスします。どうかよろしくお願いします。

ダンスライターにとってはこの時代はやはり過渡期でありながら新世代の一歩という時期ではないでしょうか?
私は山野博大先生と全く同じ媒体から全く同じ状態でデビューしたという書き手で、先生はいつも私にお会いすると「全く同じ人生を歩んでいる」とおっしゃっています。
まあライターはこの時代だと経済的収入はどうあれ、オンラインで書いていける時代ではあるのです。海外のダンスライターは情報化が早いです。オーストラリアであるベテランのアメリカ人批評家の発表を聞いたとき驚いたのが彼女がIT系の副業をしているということ。後でレセプションでお話したときにやっぱりそうだよねみたいな話になりました。

私にとって、舞踊批評家とは、村上春樹じゃないですが、メディアに出ないで、とにかく批評文だけ出るというのが自分的でいいのではないのかなと思ったりしています。とはいえポストパフォーマンストークをこの夏も数回させていただきますが。
短時間でBlogを書くよりちゃんとした批評文を書くようにというあるベテラン編集者からのアドバイスもあったのですが、その辺りも可能性を探求したいですね。批評文+村上春樹でいうと「遠い太鼓」的な記録というのがいいのかなと思ったりしています。