60secondsdance.dk

 60secondsdance.dk(http://dansensdage.dk/side.asp?side=9)というコンペティションの情報です。現代の流れも解かりとても興味深いです。


公式サイトより引用


 Global Dance Contest(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20100312)のような試みも行われるこの頃ですが、これからオンラインを通じたコンペティションは加速度的にさらに増えてくるはずです。昨年、このコンペティションで入賞したShu Yi Chouは日本で言うと高瀬譜希子、山口華子、池田美佳と同年代のアジアの若手振付家です。日本社会はグローバル化に対してまず”閉じる”という印象がありますが、よりフレキシブルにグローバルな現代に対応していく必要が求められてきています。

Shu Yi Chouは私の2009年の受賞直後に行ったインタビューでアジアの振付家へのメッセージとして"Asian choreographers should be more daring and have more freedom of creative thinking and think of cultural language of their body. Dancers should reach for greater challanges while still staying connected with the world"と述べています。


 現代表現の多様さはこういったコンペティションを通じて自由に世界に広がるようになってきます。さらに振付や表現に対してのアプローチも様々なヴァリエーションが出てくると考えられ、「Tankman Tango」(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20090918)のような作品が昨年のGlobal Dance Contestの最終決戦に残っているのは興味深い現象だと思えます。

 加えて私は2007年には3Dネットワークを活用していますが、国際共同制作でもこの手のアプリケーション、プラットフォームはスタンダード(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20090501)になってきました。舞踊家、舞踊批評家の10年代の活動環境の標準装備になってきています。

参考映像:
http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20101222
詳細:
http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20090501


10年代の世界の舞踊界は一段と大きく飛躍をしてきています。
 Prix Ars ElectronicaのDigital Communities部門で仕事をした経験もあるのですが、(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20101009)Digital Communitiesが如何にダンス・コンテンツやダンス、ライブアーツそのものに影響を与えていくかは興味の尽きないところです。

 私は一青窈さん(PVの振付に関する記載がある私のインタビュー記事です:http://www.cinra.net/interview/2008/09/22/172000.php?page=3)と宇多田ヒカルさんのファンなのですが、宇多田さんの下のクリップを見ていてもScreendanceではないですが、今の若者の感覚をとらえているように感じます。

2006年のUnited 2006 Tourのステージセットは今でも好きです。

公式チャンネルより引用