echo

 RoussewaltzのSuperDeluxeでのパフォーマンス。往年の名レパートリーから新作まで幅広く楽しむことが出来るプログラムだ。昨晩はソールドアウトの様だ。
 カンパニーの主軸も所夏海=渕沢寛子が女性トップを担ってきた第二世代からEmily、伊東由里、原祐子、小俣菜穂、そして長年活動をしてきた寺坂薫がメインになる第三世代に突入してきた。
 第二世代では所=渕沢が金井芙三枝舞踊団時代からみせてきた抜群のコンビネーションに時折ゲストダンサーのように蛯子奈緒美が加わると最高のラインアップが実現した。その流れをどのように第三世代へとつなげるかということが大きな焦点だったのだが、期待に応えるように前述の4人の伸びが著しく、寺坂もダンサーとして非常にいい時期を迎えることで、カンパニーに力が漲っている。グループとしてみてみても、それぞれに彩りがあるスターメンバーが成長を重ねることで台頭しつつあり、そこに新人たちが加わってきたというところだ。
 新作「echo」は内田の充実している近況を感じさせる作品だ。ここ近年の創作の伸びは目が離せない。詳しくは後ほど。

Roussewaltz「echo」
(ソワレ SuperDeluxe)