新『白毛女』第一回試演会

 松山バレエ団は「白毛女」の試演会を行った。初演の時の作品を大幅に改定し今の時代に向けた本作をまとめた。

松山バレエ団「新『白毛女』」第一回試演会
(ゆうぽうと)

 1952年に清水正夫と松山樹子は「白毛女」を作品にしようと思いつく。そして日中国交回復前の1955年に初演し、作品は中国でも何度も上演された。森下洋子は1971年にこの作品の主役を中国で踊った。
 その第三回改定演出ということでその第一回試演会が行われた。注目をされていた上演であり会場は盛り上がりをみせていた。

 上の写真は昔から知っていたのだが、上演で見るのは初めてだ。プログラムを読む限り、新世紀の現代をイメージした印象もあるバージョンである。

終演後の会場の様子を伝えるこんなクリップもアップされています。

 壇上に故・清水正夫先生(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20080629)の写真があるが、上演は先生の願いでもあった。松山樹子というバレリーナのスケールの大きさを感じることができる。そして森下洋子は日本バレエの重要な存在だ。そんなバレエ団も10年代という新しい時代に挑みだしている。