第41回舞踊批評家協会賞

第41回舞踊批評家協会賞が決定しました。受賞者は次の方々です。おめでとうございます。                   

谷桃子先生とバレエ団の方々
         
舞踊批評家協会賞

上杉 満代
連続舞踏ソロ『ベイビーメランコリアー夢六夜ー』 (中野テルプシコール)の5公演で、繊細 と激情、エロスとタナトス、悲愴と妖艶、情熱とペーソス、慟哭と憂愁といった感情と精神の振幅と深化 を舞踏エレガンス派の旗手として体現した成果に対して。

谷桃子バレエ団
創立60周年を迎えて『ジゼル』『白鳥の湖』などの古典全幕を、クラシック・バレエへの深い 理解と日本文化への説得力のある表現に基づいて集大成し、演出・振付けた成果に対して。

藤蔭 静枝
古文覚上人の事跡を長唄化した、『藤蔭静枝リサイタルー長唄・鳥羽の恋塚』の舞台で、その役々の心情 を素踊りで表現した成果に対して。


舞踊批評家協会新人賞

塩谷 智司
『初振付『父壁』で少年時の自己を投影させ、視覚的にも優れた舞台を生み出した成果に対して。

東野 祥子
『[リゾーム的]なM』など、現代文化の深層に切り込んだ感覚を映し出した創作と、年間を通じた エネルギッシュな活動に対して。

山村 光
「獅子」をテーマにした『国立劇場花形名作舞踊鑑賞会』で上方舞として「越後獅子」をし っかり表現した成果に対して。
                                          (敬称略)