ラヂオ

 内田香のRoussewaltzのパフォーマンスに足を運びました。(4月4日)SuperDelexeは最近でこそいろいろなダンス・アーティストが公演を行うようになりましたが、昔はクラブシーンと接点を持って活動をしているアーティストが活動をしている印象がありました。
 2007年にこのグループが定期的に公演を行うようになってからこの空間が公演会場として東京のダンスシーンに浸透してきている印象を持ってます。内田は優れた感覚をもったアーティストですが、このスペースで踊っていて最も映える存在ではないかと思っています。最近では目黒のClaskaで屋上公演を実現させ話題を巻きました。その鋭い感覚はホットなスポットをつかまえます。その大人で洗練された世界を的確にクールなダンスにしてみせることができるのがその最大の魅力です。
一連のこのスペースのステージを思い返してみて、この公演を重ねたからこそ生まれてきた表現スタイルがあるだろうし、ここで初演をされた優れた作品たちも出てきているということです。カンパニーのラインアップも第三世代に突入、創作で活躍をしたりソロリサイタルを行っているメンバーも多いというそれぞれが創り手として成長を重ねることで充実してきたように思います。立ち上げ当初から時を経てスタイルを確立し確固としたアーティスト、カンパニーのようになってきたものこの時期があるからといえるかもしれません。詳しくは某所で語りましょう。

Roussewaltz「ラヂオ」
(SuperDelexe)