台北へ

 先日、私の新しい論文が出版されるということを書いたと思う。2006年に私は台湾舞踊学会が主催した”Dancing under the Rising Sun”(http://d.hatena.ne.jp/yukihikoyoshida/20061210)でInvited Paper(招待発表)を持つことができた。その時の論考をさらに発展させたバージョンが今月出ることになった。
 その流れで台北で開催されるアジア環太平洋圏の体育・スポーツ科学系の国際学会でInvited Paperを持つことができた。ヨーロッパでいうなればパリからロンドンへ移動するみたいな感じで東京から台北や香港に移動することは比較的簡単だ。国内は芸術祭が始まるなどシーズン真っ盛りの中、一方私はこの準備で追われていたこの頃であった。

 夜、東京を出る。飛行機はガタガタ揺れるし、古い「スタートレック」が機内で上映されているし、でかなりDeepなフライトを経て深夜の台北に到着。南国特有の乾いた空気が身体をつつむ。関係者にピックアップしてもらい、深夜の空港から宿泊先へライトバンで移動。高速の窓沿いにこの街の独特なイルミネーションが見える。台北桃園空港から市内に入るときは海が見えてきれいなのだが深夜でまったく見ることが出来なかった。
 24時をまわって滞在先となるホテルに到着し一息いれる。南国特有の夜空にネオンサインが映えている。再びこの街に戻ってきた。