玉川さかや・みなみ

synapse「fractured landscapes-壊れた景色」
 先日の横浜ダンスコレクションのソロ×デュオ部門で見た玉川さやか・みなみは気になっていた。イギリスのラバンセンターで学んだだけあるオーセンティックな作風のモダン・コンテンポラリーのダンサーたちである。二人による公演が行われた。横浜で上演された「maybe we were」に加え、MaxMSPなどをつかったコンピュータ音楽との即興ライブ「Magic if」ではラバンをはじめコンテンポラリーダンスの基本的なテクニックが披露され、創作過程にある作品をWork in Progressとして上演した作品2作と「fractured landscapes-壊れた景色」が上演された。横浜で上演された作品は完成度の高い作品だが、この公演はよりヴァリエーションの広い多彩な作品を上演して見せていた。ヨーロッパで学んだ作風を日本でどのようにデベロップしていくか、その活動の展開が気になるところだ。
(ソワレ 川崎アートセンター)