和田寿子+藤里照子+山田奈々子

 いわゆるセッションのような楽しい舞台かと思いきや硬派な作品たちで感動。あるベテラン批評家と「楽しみだね」と話をしていたのだが、期待を裏切らない内容だった。昨日の石川作品を見ておきたかったのだが所用で見れなかったのが悔やまれる。石川作品を近いうちに見れることを楽しみにしている。現代舞踊の魅力とは、同時代性だけではなく、離れた年代の書き手の間にも会話が成立することもあるのではないか。(勿論、バレエの森下洋子というのもあるのだが。)私が決して見ることができない、若き日の和田、藤里、山田の舞台の逸話を聞く機会でもある。
 終演後の高揚感の中で池袋まで歩く。感情は次第に2000年代の池袋に溶け込んで一体化を始める。


和田寿子+藤里照子+山田奈々子

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(あうるすぽっと