Clustering : Art Communities

mixiGraph

そんなわけで、サンプルをどうとるかという問題があるのだけども、それぞれ「コンテ系」とか「アート系」とか「メディア系(メディアアート・ネットワーク関係)」などキーワードをセットしてMixiGraphSNSを通じたコミニュティのヴィジュアリゼーション(視覚化、可視化)をしてみました。数とかきちんとセットしていないのですが、クラスタリングしてみると(大きなカタマリを抽出してみると)こんな結果が出ています。

  • 上のマトリクスが形作っている島がモダン=コンテンポラリー関係
  • その間にキャラバンの様にあちこちを結ぶ衣裳さんとか音響さんのオアシスが小島みたいにあって(動いているからスフィストのラピュタとかひょっこりひょうたん島みたい)、下のほうでできている斜めの細長い島が舞踏、コンテンポラリー関係。

→と、ダンス諸島みたいな感じで島と島、そしてオアシスが点在しています。

  • 広大に右下の方に大きく広がっているのが、画面からはみ出して一部しかみえないのだけども私も関わっているアルス・エレクトロニカなどに関係してくるメディア系の大陸。(大きな円状にみえるのは200とか300とかリンクを持っている個体をClickしているため。)

みたいにそれぞれの居場所の海図が見えています。島と島の間を結ぶのはやはり衣裳さんとか音響さん、それから編集者といった関係者みたいで、批評家・ライターは、島とか大陸に依拠しているケースが多いでしょうか。

ネットワークアクセス環境にこの2007年にそんなに差があるかわからないのですが、メディア関係は私と同じように24時間フルデジタルなネットワークにつながって仕事をしている人が多いのか、100とか200とかマイミクがいる人たちが個体数がそんなに多くなくても大陸の様にお互いにつながりあっています。一方、ダンサーたちは携帯が圧倒的に中心なのか、個体数は多くても、そんなに相互リンクは多くないです。
MIXIとかこのHatenaが持っているユーザーに関する各種データってすごいでしょうね。最近ではWebページが10秒表示されないと、サーバーにアクセスがこなくなるなんていう統計データが出てきています。Googleとかこういった企業のマーケティング用のデータって高く売れているのでしょうね。

以上、分析なんていえない、感想でした。ホントに分析にするんだったらどんな人を対象にしてサンプルをどう抽出したかということになるのですが・・・。
この分析がかかえている1つの問題は利用しているコンピュータのメモリーが固まらないようにあまりリンク=マイミクさんが多いところは、関係者の中でもVIPのみに限っているのですね。あとあまり1つのジャンルに限らないようにするために幅広くサンプリングしています。ただ、いわゆるキーパーソンとかあちこちにつながっている人って、やっぱりリンクが多いのですよね。