第64回全国舞踊コンクール 現代舞踊1部 予選

今年もついに現代舞踊1部、通称、現1が始まった。モダン=コンテンポラリーの若手の中で特に重要だとされるのが日本で最も伝統があるこのコンクールの結果だ。1位入賞者は昔から名だたる踊り手が並んでいるのだが、コンテンポラリー・ダンス第一世代の黒沢美香、木佐貫邦子、武元賀寿子はいずれもこの部門の1位入賞者だ。予選通過者だけでも身体性が高い踊り手が勢ぞろいするといったところだろうか。ちなみに次いで重要だとされるのが2番目に古い埼玉のコンクールのモダンダンス部門の結果だ。90年代から台頭していている踊り手たちもこの2つのコンクールで共に1位入賞をしている踊り手が多い。先日取り上げた島田美穂さんの「10年かけて埼玉と東京新聞の現1、創作のいずれも1位をおさえた」たとされるエピソードはコンクール組の踊り手の中から良く上がってくる話題だ。

第64回全国舞踊コンクール 現代舞踊1部 予選 初日

媒体にてレビュー

(目黒パーシモンホール 大ホール)

いろいろ注目したい作品や作家と出会えたのだが、何はともあれ予選結果と決戦結果を楽しみにしたいので、ここらでひとまずおしまいとしよう。