庭園

2006 佐多達枝バレエ公演 庭園 / the summer garden

演出・振付:佐多達枝

出演:足川欽也 穴吹淳 石井竜一 遠藤綾野 大関路佳 奥田麻衣 後藤和雄 斉藤隆子 澤井貴美子 島田衣子 鈴木裕 関口淳子 高部尚子 武石光嗣 樋田佳美 登坂太頼 堀口聖楽 柳瀬真澄

媒体にてレビュー

メルパルクホールTOKYO)

*6月から8月までの間、若干データを補完した。

*終演後、帰りがけにばったり舞踊批評家のF氏と出会う。路上でお話を伺った。その帰りに駅で電車に乗って出発を待っていたら、コンテンポラリーダンスのAさんが目の前にのってきた。真ん前なのだけど、向こうが気がついていない。これが劇場とか楽屋、舞台裏だったら擦れ違っただけで挨拶をするのである間柄なのであるが、そんなに普段から話す相手ではないので、挨拶しようかと思っていたら、電車が発車して、そうこうするうちに向こうが降りてしまった。編集者やライターと出くわすこともある。
最近こんなことが多々ある。7月ぐらいには同じくコンテンポラリーダンスのMさんと都内の駅で2回も擦れ違った。2回ともお互いにわかって挨拶をした。先月の末にあった現代舞踊協会の夏の祭典のときなどはもっとびっくりした。終演後、移動中に駅のプラットフォームでなんか見たことがある顔が目の前にあるぞと思ってよくよく見てみたら、よく舞台で拝見しているYさんだった。それで横を見ていたら同じグループのFさんとMさんがいらして、皆明らかにリハーサル明けといった感じ。
バックステージやオフの時の実演家は意外にわからないものなのだが、急に出くわすと驚く。しかもシチュエーションが劇場やスタジオでないときはお互いに意外に認識しないのである。空間や状況によって人間は対象を認知しているのだろうか。

SNSも面白くてAccess Logを見ていたら、なんと某コンクール1位のダンサーがアクセスをしてきたとかあったりする。で、相手が入っているCommunityを見ていると、その人が属している文化的クラスターが解ってくる。
ネットワーク社会、お互いに認証をしていたり、何で相手を認知しているかが多様になってきているということである。

身体がそこにはない、しかしお互いに意識レベルでは接続しだしているイメージが漠然とある。