2007-01-01から1年間の記事一覧

谷桃子・岩上純

谷桃子バレエ団 創作バレエ・11「古典と創作」 「ロマンティック組曲/REQUIEM」 谷桃子バレエ団の今回の「古典と創作」では谷桃子振付の懐かしい作品「ロマンティック組曲」と岩上純の現代作品「REQUIEM レクイエム」を上演した。 谷桃子の1953年頃…

今度は都心へ

カンパニー・レゾナンスの公演は初見だがとても興味深かった。詳しくは後ほど。上田さんの舞台では久々に見た橘るみさんがとても良かった。立て込んでいるので詳細は後ほど Company Resonance Dance Concentration Vol.11 「Fragment of Dolls」 構成・演出・…

林洋子・中村恩恵 → JCDN

官能的に身をつつんでいく冷気こそが大都市東京の寒さだ。湿度が高いが極東ならではの空気を感じる。 ★ ★ ★ART×DANCE「横浜創造界隈のアーティストたち展」 横浜を拠点とするアーティストとダンサーのコラボレーションに焦点を置いた企画が行われた。絵画や…

現代のフラメンコ

入交桓子Vol.10「Una Noche」 フラメンコは日本社会ではポピュラーで若者に人気が出てきている。ダンサーが単に踊るのみではなく、カンテやギターなど様々な面から楽しむ事ができる芸能だ。バレエや現代舞踊と同様にフラメンコの踊り手たちの流れも数世代と…

伊藤道郎→飛天

11月になったのに、まだ自販機に暖かい飲み物があまり出てこない。気候が暖かくなっているようだ。正午、一年ぶりに伊藤道郎の墓参をする。 伊藤道郎 墓参(巣鴨・染井霊園) この1年の間は短くもいろいろなことがあった。伊藤がアメリカで踊っていた時代の…

試写会

アドレスからアドレスへ、テレポートを重ねに重ねて、メタバースの様々なロケーションをがんがんに飛行した後のヒーリング。3次元ならではの楽しみだ。First Lifeの疲れも吹っ飛ぶ。 映画『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』試写会 http://www.balletsr…

吉村桂充 舞の会

そして昨日に引き続き、今日も赤坂見附だ。イルミネーションは次第に冬のトーンになって来ている。例年で言うと9月終わりぐらいの感覚である。まだ紳士服で冬物を来ている人が少ないように思える。今日は日本舞踊の中でも好きな地唄舞である。 第十一回 吉村…

花・フラメンコ

昼間はこのところボルテージが上がってきている現代舞踊の中堅作家、井上恵美子のステージ。若手ダンサーたちも育ってきている。 井上恵美子ダンス・カンパニー 「flor・花」 (マチネ 全労災ホール、スペースゼロ) その後、赤坂見附のタブラオ、ノーヴェン…

台風、Unit Seek

10月も末なのに台風が東京に上陸しようとしている。例年でいうと9月のような状況。よりによって台風が来ている中、所用でお台場エリアに行く。海風がビルのため強力になり雨でびっしょりになる。海から見る東京は2000年初頭の新鮮さからすっかり再開発が定着…

ex pop!

ex pop ! cafe メロコアなライブバンドが演奏をしていた。現代の若者のライブアートは若干アナクロなのだが、それはそれで楽しめる。一昔前のプログレが若干アレンジされているような印象も受ける。何気にレコードジャケットを見ていたらKikuchi Kimie(http…

今月のダンサー:07年10月 関典子さん

関典子はコンテンポラリーダンスで人気のある若手作家の一人だ。H・アール・カオスで活躍していた時代からファンが多いダンサーだが、美術との接点も深い作家であり、ギャラリーやスペースでのパフォーマンスも行っている。一方、舞踊論でも活躍をしており、…

大伴清女

昼、旧・前田伯爵邸和室で休憩:http://tokyo-attraction.com/tokyo/maeda/index.html 夕方から夜にかけて国立劇場へ。赤坂見附はいつも通りにぎわっていた。 新世紀初頭の大御所の洋舞の舞踊批評家たちは、最後の老境の藤蔭静樹や吾妻徳穂らを見ている。戦…

Virtual Environment ( Second Life and Dance )

dance-streaming.jp virtual environment Press Release: Dance-Streaming.JPは2005年度よりダンス・パフォーマンスの制作実験を国外の研究グループと共同で行っております。 今回はヴァーチャル・エンバイロメントのSecond Life内部でのパフォーマンス作品…

モダン&バレエ

第31回芸術舞踊展「モダン&バレエ」「ホルベルグ組曲」熊谷有梨作品 「傾斜モード」山元美代子作品 「シンフォニー生命」佐久間善子作品 「追憶」竹澤薫作品媒体にてレビュー(神奈川県民ホール)

訂正:TH

トーキングヘッズ叢書 (TH Series) No.32 「幻想少女〜わ・た・しの国のアリス」 http://www.a-third.com/ http://atelierthird.jugem.jp/?cid=14 あなたの心の中には、どんな“アリス”が棲んでいますか? “少女”にさまざまな幻想を込める作家たちを特集! A5…

浜田ナツミ

昨日は朝から午後までネットワーク越しにオペレーション。メッセージ・ツールでリアルタイムでがんがんにレスが入ってくる傍らでサーバを起動させる。完全にネットワーク化された組織というのがあって、その昔はUsenetで書き込みがきっかけでDigital Communi…

新舞踊

東京新聞・ときめきたいとうフェスタ主催 大正琴と新舞踊による名流祭 生まれて初めて新舞踊を見た。ある人に言わせると日本全国に130流派ぐらいあるとのことだ。新舞踊運動の新舞踊と現在の歌謡舞踊が入ってきている新舞踊はまた違うのかもしれないが、大正…

浅草から中野へ

日中は浅草で邦楽関係の催し物に参加する。ある舞踊関係者とぱったりでお互いにびっくりした。夜はテレプシコールで舞踏新人シリーズ。スケジュール的に金森が見れないのがちょっと残念。 夜、中野駅に向かってテレプシコールから歩いていると、サンプラザが…

武元→北村→鈴木

Dance Venus presents はじめの一歩:会その4(リハーサル) 武元賀寿子のDance Venusによる「はじめの一歩:会」は新人たちが出演するアンデパンダン的な企画だ。舞台経験が少ない、初舞台の踊り手なども登場するため、若々しい踊り手を舞台に上げるときに…

秋口

「CORPUS」第三号を見ていたら、砂山典子のインタビューで、彼女が「Diamonds are Forever!」でドラッグクィーンとしてパフォーマンスをしている話をしていた。そして、なんとその時代にパフォーマンスを見ていたことが解った。「Diamonds are forever」は…

CORPUS 第3号 発刊

■…………………………………………………………………………■ ★「Corpus(コルプス)身体表現批評」誌 第3号★ ■…………………………………………………………………………■ ★ようやく第3号が出ます。今回の特集は日本のダンス雑誌ではあまり取り上 げられない身体表現の政治学について取り上げました。 矢内原美邦…

続 水天宮前・人形町エリア

会場の近くで親子連れを多く見る。ドーナツ化現象ではないが、どうしても首都圏の中心部には人が住んでいないという印象があるのだが、再開発や最近の高層マンションブームのためか人が首都圏に戻ってきている感触も受ける。 新聞を見るとツリーハウス http:…

選抜新人舞踊公演

日本橋劇場は伝統芸能やレビュー系で使われることが多い劇場だ。水天宮エリアはもう都市部では失われてきているようないい下町だった。 命日が近かったこともあり、生前の永田龍雄を知る人と思い出話を語って帰る。 現代舞踊協会 第28回(通算105回)選抜新…

坪内逍遥→花柳寿南海→日比谷公園

早稲田大学演劇博物館にて展覧会「演劇人 坪内逍遥」を見る。見るといっても別の用事で近くに来たこともありそれほど細かに見ることはできなかったのだが、さすがにお膝元ともいうべき充実した内容だった。坪内逍遥というと演劇・舞踊研究では重要人物だが、…

初期型 ゲネプロ

スペイン国立バレエ団の評がDance-Squareで出た。 http://www.dance-square.jp/ebbr.html午後に行われた初期型のゲネプロを見にいく。 初期型公演 「MELEE」(ゲネプロ) 初期型の2回目の公演が行われた。初期型といえば、深見章代とカワムラアツノリの二…

一週間ぶりの南浦和

ほぼ一週間ぶりに南浦和のさいたま市文化センター大ホールに向かう。行きがてらにあるセブンイレブンが閉店になるようでちょっとさびしい気分。 山本教子バレエスタジオ 第15回発表会 山本教子バレエスタジオの発表会が開かれた。若いバレリーナたちは日ごろ…

永田龍雄、慌しいこの頃

今日、9月29日が日本で初めて洋舞の批評のスタイルを確立した永田龍雄の命日だ。1月に出した大野一雄論で永田について触れたこともありそんなことを考えていた。 スケジュールが急遽変わることが多いこの頃だ。本当はある舞台を見に午後いくことになっていた…

舞踊華扇会(夜の部)

報知新聞主催 第55回 舞踊華扇会(夜の部)スケジュールの関係上開演に間に合わず、2曲目の花柳瀧二、花柳萠亜「筝曲 葵の上」から最後まで見た。花柳寿南海「清元 山姥」を見るのは2回目か3回目だ。寿南海の得意な演目といえる。小柄な踊り手が見事に表情を…

舞踊華扇会(昼の部)

報知新聞主催 第55回舞踊華扇会 初日の昼の部は地唄が印象的だった。吉村由華「地唄 山姥」は清元や常磐津のこの作品と比べてみると地唄らしく艶やかに感情を内に秘めたような踊りだった。地唄でこの作品を見るのは初めてなのだが、まだ若い由華がモチーフと…

ドン・キホーテ:酒井はな&森田健太郎

南浦和というと夏の暑い盛りに舞踊コンクールの予選・決戦を見に行くという印象があるのだが、今日は「ドン・キホーテ」を見に行った。 昨日のコンクールの印象が鮮烈で、若手・新鋭作家でもさっと上手にEstablishmentを得たタイプの作家より、むしろ血反吐…